Published by ski8201qa1 on 2015年5月23日

アトピーの検査。具体的にどんなものがあるの?

多くは乳幼児期に発生するアトピー性皮膚炎。
成長するにつれ治っていく傾向がありますが、大人になるまでの長い間続くため、治療やケアには根気と正しい検査が必要になります。

看護師
アトピー性皮膚炎の検査方法にはどういった種類があるのでしょうか?
アトピー性皮膚炎の検査方法には、血液検査、皮膚検査、負荷試験の3種類がありますが、この3種類の検査を受診する前に、まず簡単な問診をすることになります。

 

問診では、「どんなとき、時期に痒くなるのか?」「何を食べると痒くなるのか?」「家族にアトピー性皮膚炎の患者や、花粉やダニなど特定のアレルギーを持っている人間はいるか?」などを聞きます。
このほか、湿疹の範囲、程度を参考に、アトピー性皮膚炎の原因と今後の治療方針を決めるための指標となってくるので、正確に答えましょう。
問診後、検査をすることになりますが、それぞれ順番に紹介していきます。
まず、血液検査ですが、採血をしたのち、血液に含まれている好酸球数、IgE値、LDH、TARCの4つの指標をもとに検査していきます。
好酸球とは白血球の一種で、病原体と戦う細胞になります。
アトピーの人は好酸球の数が多い傾向にあります。
次にIgE値ですが、免疫に関わるタンパク質で、アトピーの人は多い傾向にあります。
次にLDHですが、これは体内の酵素で、皮膚や肝臓に含まれているものを指します。
炎症などにより皮膚が破壊されると血液中に出てくるため、アトピーの湿疹の程度がどうなのかを見る際にこの数値を見ます。
最後にTRACですが、細胞を引き寄せるために体内で生成されるタンパク質のことです。
これは最近測定可能になったような新しい数値ですが、LDHと同じく、アトピーの湿疹がひどいと上昇するため、湿疹の程度がどの程度かを測るためにこの数値を参考にします。
次に皮膚検査ですが、皮膚検査は3種類あり、スクラッチテスト、皮内テスト、パッチテストとなります。
スクラッチテストは原因と思われるアレルギー物質を皮膚へ付着させ、針で少しだけ皮膚を引っ掻きます。
15分ほど経過後に赤くなるか、蚊に噛まれたような湿疹が出れば、付着したアレルギー物質がアレルゲンと判定されます。
次に皮内テストですが、アレルゲンと思われる物質を皮膚内へ針で挿入します。
15分ほど経過後にスクラッチテストと同じ症状が出れば、挿入物質がアレルゲンであると判定されます。
最後にパッチテストですが、アレルゲンと思われる物質を皮膚へ貼り付けます。
その状態で、2〜3日後に赤くなれば、その物質がアレルゲンと判定ます。
最後に負荷試験ですが、この試験は原因と思われるアレルギー物質を摂取し、湿疹が発症すればその物質がアレルゲンであると判定するというテストになります。
この検査は症状がきつく表れるため、外来ではなく入院時の検査となることがあります。
いかがでしたか?

いろんな検査がありますが、自分の都合にあった検査を選んでアトピー性皮膚炎と向き合っていきたいですね。

#アトピー#検査